鉛筆画です。(原画Size 287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.171 改造された男
デジカメで自撮りした写真を見ながら、サイバーパンク風な絵を描いてみました。当初、漫画・アニメ「北斗の拳」に登場する雑魚キャラのモヒカン頭にする予定でしたが、気が変わって魔改造してしまいました。
顔の骨格、眉毛、目鼻口耳、メガネはほぼ自分に似てる感じで描けたかな。写真の目つきが悪くて、絵の目つきもちょっと怖くなってしまいましたが、サイバーパンクに合ってるかもね。
( ^ω^ )
猫麻呂画伯のメル変話:📖🖊
男が夜の公園を散歩中、突然、上から真っ白い強烈な光に照らされた。
体が浮き上げるのを感じたが、それっきり記憶が遠のいた。
気付くと男は、公園のベンチに横たわっていた。
「あれ?どうしたんだろう?何だか頭が涼しいなあ~」
頭部に手を持って行くと、
「え?え?何これ?」
慌てて公園のトイレに駆け込み鏡で自分の顔を見てみた。
「ひえ~!」
男は驚愕した。
頭髪が全て剃られ、頭頂部の骨が大きく外され、脳味噌の代わりにレトロ風な装置が組み込まれていた。
痛みは無い。
男は自宅にもどって機能検証してみた。
「どうやら、この機械脳はICチップに置き換えられ、外付けのゼンマイを巻くことでチップが活性化され、思考力、発想力が増幅される様だ」
「なるほど、名案が浮かぶと頭の中の電球が4段階で光る様だ」
「ふむふむ、側頭部から突き出たアンテナから多種多様な無線情報が受信できるぞ」
「おっ、チップに格納された情報が無線送信できるぞ」
「たまにゼンマイを巻くのが面倒だけど、寝て脳を休ませる必要がないのか全然眠くならないや」
「素晴らしい♪」
男はそのまま日常生活を続けた。
(おしまい)
水彩色鉛筆画だぴょん(原画Size 287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.170 うさぎの大黒様
今年最初の作品、今年の干支のうさぎの大黒様を描いてみました。🐰
大黒天の起源はインド神話の神であるマハーカーラ。大黒天は日本の民間信仰に合わせて姿を変えた神様です。五穀豊穣、開運、出世、財運向上などの神様として知られています。七福神のひとつで、肩に大きな袋を背負い、右手には打出の小槌を持った姿、米俵の上に乗った姿が有名です。
個人的な妄想ですが、インドから日本に伝わって「大黒様」に変化し、反対方向の西洋に伝わって「サンタクロース」に変化したのかもしれませんね。
何れにせよ、ぴょんぴょん元気に行きましょう。
そうしたら大黒様が幸運をもたらしてくれます。たぶん。。。
( ^ω^ )
水彩色鉛筆画だにゃん (原画Size 287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.169 ローストチキンの謝罪
いつもクリスマス前にクリスマスに因んだ作品を描いて紹介していたのですが、今回は構想に手間取りましてクリスマスが過ぎてしまい年末ギリギリの紹介となってしまいました。
私に代わりローストチキンが遅れたお詫びをいたします。🍗
( ^ω^ )
猫麻呂画伯のメル変話:📖🖊
ここは猫の王国。
クリスマスの宮中晩さん会に供されることになっていたローストチキンが食卓に載せられる直前に「食べられてたまるか!」と、城から逃亡した。
「ひっ捕らえるにゃ!」と、白猫の王様。
7日後、村に潜伏していたローストチキンが甲冑兵によって捕らえられた。
「王様、捕らえましたでござる。こやつ、酒場で飲んだくれてました」と、甲冑兵。
「ひ~、王様、お許しを!」と、ローストチキン。
「だめだにゃ!おまえは今晩のおかずにゃ!」と、白猫王。
その晩、ローストチキンは「おかずの刑」に処せられ、白猫王に食べられた。
深夜。
「いたたたた!腹が痛いにゃ!」と、白猫王。
どうやら7日も経ったローストチキンが腐ってた様です。
(おしまい)
(=^・・^=)🍗
水彩色鉛筆画だにゃん (原画Size 287㎜ x 202mm) 商用利用禁止
作品No.168 ジャックと黒猫
ハロウィンに因んだ作品を描いてみました。
大きな月を背景にカボチャのジャック君の上に乗ってドヤ顔する黒猫さんです。
( ^ω^ )
猫麻呂画伯のメル変話:📖🖊
ハロウィンの夜は街中に無数のカボチャのジャック君達がゴロゴロ、ゴロゴロ転がりながら家々を訪問してお菓子を要求します。
ひとりのジャック君が道を転がってると空の彼方から黒猫の悪魔の親分が子分を引き連れて飛んできました。
黒猫の悪魔の親分はジャック君の頭の上にチョコンと着地しました。
「どや! 上手く着カボチャで来たにゃん」
びっくりしたジャック君は困り顔で言いました。
「ちょ、ちょっと重いんですけど。どいてくれません?」
親分は全くどいてくれません。
ジャック君は仕方なく親分を乗せたままゴロゴロ、ゴロゴロ転がって行きました。
ある家の玄関前に来た時、ジャック君は呼び鈴を押し、出てきた家人に言いました。
「トリック オア トリート!」
家人がクスクス笑いながらペロペロキャンディーを2本手渡そうとしました。
その瞬間、黒猫の悪魔の親分が「いっただき!」と叫びながら2本のペロペロキャンディーを家人の手からかすめ取り、パタパタ飛んで逃げて行きました。
ジャック君と家人は唖然としました。
(おしまい)
水彩色鉛筆画だにゃん(原画Size 287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.166 猫霊の盆踊り
お盆に因んだ絵を描いてみました。
「猫の盆踊り」という日本昔話がありますが、こちらは「猫霊の盆踊り」です。
地上だけでなく空でも踊ってます。
( ^ω^ )
猫麻呂画伯のメル変話: 📖🖊
毎年8月15日の「猫盆」の7日前あたりから天空の世界にお住いの猫霊たちが地上に里帰りしてきました。
猫霊たちは生前暮らした家や野原にもどって地上の元飼い主さんや家猫さん、野良猫さんに挨拶した後、お昼寝したり、散歩したりして自由に過ごしました。
最終日の「猫盆」の日、猫霊たちが1か所に集まってきました。
猫霊たちは霊酒を飲み、お互いの体験談を面白おかしく語りながらのどんちゃん騒ぎ。
宴もたけなわになったところで、猫霊の親分が鳴らす小太鼓の音に合わせて猫霊たちが踊り出しました。
踊れば踊る程、猫霊たちは上昇し、やがて天空の世界に向けて小さく消えて行きました。
(おしまい)
(=^・^=)
水彩色鉛筆画だにゃん (原画Size287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.165 異世界の家猫
異世界の家猫さんを描いてみました。🏠🐈
ジブリの世界には猫バスがいますが、こちらの世界では逆読みで猫家がいます。
( ^ω^ )
猫麻呂画伯のメル変話:📖🖊
異世界の町に大きな家猫さんが住んでいます。
家猫さんはその名の通り、背中が家になっています。
家猫さんは背中の家を貸して暮らす大家さんなのです。
今この家を借りてるのは2匹の小さな黒猫さん夫婦です。
黒猫さん夫婦にはもうすぐ赤ちゃんが産まれるそうです。
大きな家なので赤ちゃんが何匹産まれても大丈夫。
十分な広さと部屋数があります。
黒猫さんがどこかへお出かけする時、家猫さんにカリカリをあげます。
そうすると家猫さんが「にゃ~ん♪」と言いながら行きたい場所まで連れて行ってくれます。
勿論、黒猫さんは家の中でまったり昼寝したままです。
おしまい
(=^・・^=)
鉛筆画です (原画Size 287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.164 100年前の輝く女性
1920年代のサイレント映画時代に活躍した米国の女優、コリーン・ムーアさんを描きました。
( ^ω^ )
コリーン・ムーア(Colleen Moore, 本名 キャスリーン・モリソン)
1899/8/19 ~ 1988/1/25(88歳没)
1920年代のサイレント映画時代に活躍した米国の女優さん。
「フラッパー」の代表的存在として一世を風靡した。
結婚を機に1934年に引退
後、投資家として成功し著書もある。
「フラッパー」というのは、それまでの米国の保守的な女性像・価値観から逸脱した飛んでる女性たち、当時のモダン・ガールです。
髪を短髪ボブ・ヘアーに、タバコを吸い、酒を飲み、足を出すひざ丈のスカート、コルセットを付けない袖もない感じのシンプルな細めの衣服、そんなイメージ。ココ・シャネルの影響なんでしょうかね。
第一次大戦後のアメリカの黄金時代。チャップリンの活躍。
そんな華やかな時代の裏には暗い側面も多々あったことでしょう。そこに光をあててた人々のひとりが彼女なんでしょうか。
ユーチューブで100年前の彼女のサイレント映画を眺めつつ、100年前に思いを飛ばし、彼女の写真を見ながら描きました。
ボブ・ヘアーのパッツンおかっぱ頭が似合う似合う。どことなくレトロ未来的な雰囲気の可愛らしい女性です。タイムマシンがあったらこの時代に旅行してみたくなります。
( ^ω^ )
水彩色鉛筆画だにゃん (原画Size 287mm x 202mm) 商用利用禁止
作品No.163 異世界の猫
異世界の星の地下都市で暮らす猫さん達を描きました。★🐈
( ^ω^ )
猫麻呂画伯のメル変話:📖🖊
猫歴500年、数万匹の猫を乗せた猫族の民間宇宙船が新たに発見した惑星に向けて飛行中、敵対する銀河犬帝国軍の砲撃を受けて半壊するも、何とか帝国軍の追跡を逃れとある辺境惑星に不時着した。猫達は無事であったものの、宇宙船のエンジンが壊れ修理不能となり2度と宇宙へ飛び立つことができない状態であった。また、通信装置も壊れてしまい母星への救助要請もできなくなってしまった。
この惑星は気温50度以上、大気が薄くてとても哺乳類が住める環境ではなかった。また辺境とはいえ銀河犬帝国の勢力圏内であった為、発見されて殺される危険性があった。
そこで猫達は惑星表面ではなく地下に都市を建設し銀河犬帝国に見つからない様、隠れ住むことにした。幸い開拓移民船であった為、コロニー建設用の重機、器材は十分にあった。
さっそく地下都市建設に着手したものの、猫族は元々1日の大半を寝て過ごすので作業がなかなか進まず、完成までに100年を要した。ただ、完成した地下都市はまるで外にある都市のような環境と美しい外見を誇っていた。地下都市は他にもいくつか建設され、各都市には梯子を上って地上の様子を探る穴が設けられた。もちろん敵の発見を恐れて穴の蓋は地上と同様の擬装が施されていた。
それから500年、猫達の子孫は平和で住み易い地下都市が自分たちの住む世界だと思い込み、遥かなる母星や銀河犬帝国の存在はすっかり忘れてしまった。
猫達は天井の穴の意味も分からずに、時々、梯子を昇っては外の劣悪な環境の世界をぼんやりと眺めるのだった。
おしまい。
(=^・・^=)
最近のコメント